明るい机で本を開き、これから学びたいことを考える人
言葉や学びに目を向けてみる。長く付き合ってみたい一冊を選びます。
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次に同じことが起きるのは二一一〇年ごろ、と聞いてどう感じるでしょうか。

天王星てんのうせいが牡牛座おうしざを出て、双子座ふたござに入ります。一度双子座へ入ったあと、逆行ぎゃっこうで牡牛座へ戻り、再び双子座へ入る形です。この日は二度目の双子座入りにあたり、ここから七年ほど、天王星は双子座を進みます。

八十四年という周期は、ほかの惑星と少し性格が違います。人の一生と、だいたい同じくらいの長さだからです。生まれた日に天王星がいた場所へ、その星が戻ってくるところまで見届けられる人は、そう多くありません。占星術せんせいじゅつで語られる「天王星回帰」が晩年の話として扱われるのも、この釣り合いのためです。

天王星双子座入りがわかる3つのこと

  1. 太陽を一周する周期は約八十四年です。 星座の境目さかいめでは逆行によって行き来するため、一つの移行期に同じ星座へ複数回入ることがあります。
  2. 滞在は七年ほどです。 一年で身につくものは限られていますが、七年あれば別の話になります。
  3. 扱う題材が、ものから言葉へ移るとされています。 牡牛座はお金や持ち物、双子座は言葉ややりとりを受け持つ星座だと整理されてきました。

天王星双子座入りの七年に向けて、備える4つのこと

この日を区切りに使うなら、言葉まわりに目を向けると双子座の領域に沿います。

  1. 読み返す時間を作っていない本や資料を、一冊だけ選ぶ。 積んである山から一冊抜くところまでで足ります。
  2. 続けたい連絡先を三つ書き出して、そのうち一つに今週連絡する。 三つに絞ると、選ぶ基準のほうがはっきりします。
  3. 学び直したいことを、一年ではなく七年の単位で置いてみる。 一年目に試してみたいことを、一つ選んでおきます。
  4. 「説明できないまま使っている言葉」を一つ見つけて調べる。 仕事でも暮らしでも、案外いくつも出てきます。

七年という単位で考えるところが、この日の使い方の一つです。長く読みたい本や、少しずつ覚えたい言葉を選び、最初の一週間にできることを予定に入れてみましょう。長い見通しと、目の前の小さな行動を組み合わせられます。

牡牛座から双子座へ、扱う題材が入れ替わる

占星術では、星座ごとに受け持つ領域が違うとされています。

天王星が二〇一八年から過ごしてきた牡牛座は、お金、持ち物、体、暮らしの土台を受け持つ星座です。そこから移る双子座は、言葉、やりとり、移動、学び直しといった領域に結びつけられてきました。ものから、ことばへ。扱う題材が入れ替わる、という言い方をする書き手が多くいます。

ただ、この対応づけ自体が伝統的な解釈かいしゃくで、どの領域をどの星座に割り当てるかは体系たいけいによって差があります。占星術の本を何冊か開くと、双子座の説明にずれがあることに気づくはずです。どれかが誤りというより、整理の仕方が違うと受け取ってください。

八十四年ほど前の記録をたどる

天王星が前に双子座を通ったのは一九四一年から一九四九年にかけて。日本でいえば戦争の末期から戦後の数年です。世界的には、無線技術が急速に実用化され、電子計算機の原型が作られ、戦後にはテレビが家庭へ広がり始めた時期でもあります。情報の伝わり方が短期間で作り替えられた、という点を引き合いに出す占星術の文献ぶんけんは多くあります。

八十四年ほど前の新聞や写真を見ると、当時の通信や学びの道具を具体的にたどれます。いま手元にある道具と比べてみると、この長い周期を暮らしの時間として思い描きやすくなります。

同じ時期に生まれた人が共有する配置

外側を回る星の話は、たいてい世代論の形をとります。

同じ年ごろに生まれた人は、天王星が同じ星座にいた時期を共有しているので、性質もまとめて語りやすい。占星術がこの星を世代の指標しひょうとして使ってきたのは、そういう事情です。七年ほどの滞在期間には、いくつかの学年にまたがる人たちが含まれます。

同世代の人と話すなら、子どものころに使っていた連絡の道具や、学校で学んだことを思い出してみるのも一案です。同じ時期の記憶を持ち寄ると、共通点とそれぞれの経験の違いを具体的に知ることができます。

同じ年に起きる海王星牡羊座入り(確定)、この星の逆行については天王星逆行開始のページを参照してください。

長く学んでみたいことを、一冊から

七年という時間を思い浮かべたとき、少しずつ学んでみたいことはあるでしょうか。外国語、文章、身近な土地の歴史。気になる題材が浮かんだら、まず図書館や書店で一冊手に取ってみます。

最初のページを読んで、もっと知りたいと思った言葉を一つ残します。次の一冊や、誰かとの会話につながる小さな手がかりです。双子座に結びつけられる学びや交流を、自分の楽しみとして広げてみてください。

よくある質問

Q. 天王星回帰とは何ですか

生まれた日に天王星がいた位置へ、その星が戻ってくることです。一周に八十四年かかるため、迎えられるのは晩年になります。誰もが経験できるとはかぎりません。

Q. 双子座入りの日を、学びの区切りにするにはどうしますか

読んでみたい一冊や、覚えたい言葉を一つ選びます。いつ開くかを予定に入れておくと、七年という長い見通しを身近な行動へつなげられます。

Q. 天王星が世代の指標とされるのはなぜですか

一つの星座に七年ほど滞在するため、近い時期に生まれた人が同じ配置を共有するからです。占星術では、この長い滞在を世代の話題と結びつけて読んできました。

出典

  • 国立天文台 暦計算室こよみけいさんしつ(天王星の視位置しいちおよび星座通過)
  • 天王星の一九四〇年代の位置に関する各種天体暦
  • 西洋占星術せいようせんせいじゅつの諸文献における天王星と世代区分の扱い