柏の葉に包まれた餅とお茶、青い布のある初夏の卓
香りや手ざわりを、ゆっくり受け取る連休のひととき。
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連休のまん中に、いくつも意味が重なっている日があるのに気づいていましたか。

ブルズゲートのピークとされる日には、日本の端午たんごの節句が重なります。多くの年で立夏りっかとも同じ日になり、休みのまっただ中でもある。それぞれ出どころの違う区切りが、たまたま同じ場所に集まっているわけではありません。 いくつかは同じ天文の目盛めもりを見ています。

ブルズゲート 5:5ピークがわかる3つのこと

  1. 多くの年で立夏と同じ日です。 太陽黄経たいようこうけいが四五度に達した日にあたります。
  2. 端午の節句は由来が別。 日付が固定された行事なので、立夏と一日ずれる年があります。
  3. 「5:5」は月日を並べたもの。 ぞろ目に見えますが、数字から日が選ばれたのではありません。

手で触れて確かめる

牡牛座おうしざに結びつけられてきたのは、味、香り、手ざわり、眠りの深さといった、身体でわかる領域です。ピークの日は、その受け取り方を確かめるのに向いています。

ピークの日に向く4つの確かめ方

  1. 昼食を、いつもより五分だけ長くかけて食べる
  2. 家の中で、いちばん座り心地のいい場所に十分座る
  3. 買うかどうか迷っているものを、店で実際に触ってから決める
  4. 眠る前に、寝具しんぐの肌ざわりに意識を向ける

願いごとを空に投げるより、いま手元にあるものが心地よいかどうかを見る。 この扉に限っては、そちらのほうが素直です。

豊かさを、数字だけで測らない

この日を金運の頂点として扱う案内をよく見かけます。財布を新調しんちょうする、口座を整える。どれも悪くありませんが、それだけで終わると、翌日には元の暮らしに戻ります。

  • 自分の時間や労力を、安く見積もる癖がついていないか
  • 受け取ることを、必要以上に遠慮していないか
  • 節約のつもりで、休息を削っていないか

こうした問いのほうが、この時期には効きます。持てる量より、持っていて疲れないかどうか。牡牛座が示してきたのは、そちらの側の豊かさです。

連休のただ中という条件

意外と無視できないのが、休みの期間に入っていることです。人と会う予定が重なりやすく、出費も増え、前後の日と比べて、疲れの出方が読みにくい時期でもあります。

この日に大きな買い物や契約をまとめようとすると、判断が甘くなりがちです。心地よさを確かめるのと、勢いで決めるのは違います。金額の大きいものは、休みが明けてからでも遅くありません。

三つの暦が、ひとつの日付に集まる

ここから由来の話です。

立夏は二十四節気にじゅうしせっきのひとつで、太陽黄経が四五度に達した日と定められています。この四五度は、黄道十二宮こうどうじゅうにきゅうでいえば牡牛座のちょうど中央にあたります。春分と夏至の中間点、と言い換えてもいい。ブルズゲートのピークがここに置かれているのは、牡牛座の真ん中を太陽が通る日だからです。

端午の節句のほうは由来が別で、古代中国の五月五日の行事が日本に入り、菖蒲しょうぶやよもぎで邪気じゃきを祓う習ならわしとして定着しました。こちらは日付そのものが固定されているため、太陽の位置で動く立夏とは、年によって一日ずれることがあります。

この行事が男の子の節句になったのは、後から加わった要素です。菖蒲の音が武を尊ぶ「尚武しょうぶ」と同じであることや、葉の形が剣に似ていることから、武家ぶけの時代に結びつけが起きたと説明されます。鯉のぼりは、激流をさかのぼった鯉が竜になるという中国の故事こじにもとづく飾りで、こちらは江戸期えどきの町人ちょうにん文化から広まりました。

さらに西へ目を向けると、ケルト系の暦では春分と夏至の中間にベルテインという祭りが置かれてきました。焚き火を焚き、家畜かちくを放牧ほうぼく地へ送り出す日です。牛が主役になるところは、この扉の名前とも重なります。

数字は、日付をそのまま並べたもの

順番が逆になりやすいので、はっきりさせておきます。太陽の位置で日が決まり、その結果として数字がそろった。それだけのことです。

四つのゲートを見比べると、この点はもっと分かりやすくなります。数字が重ならない扉もあるからです。数字の並びに意味を見いだす読み方はありますが、それは数秘術の領域として扱ってください。

菖蒲湯のある夜に

端午の節句には、菖蒲を湯に入れて浸かる習わしがあります。香りの強い植物で身を清めるという、季節の変わり目の知恵です。柏餅かしわもちの柏は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから縁起物えんぎものとされてきました。

どちらも身体で受け取る行事で、この扉の性格とよく合います。予定が詰まっている人も多い日ですが、夜だけは湯に長く浸かる。それで、この日の要点はおおむね押さえられます。

暮らしの中で試すなら

昼食を少しゆっくり食べるなら、最初に香り、次に温かさを確かめるところから始めます。食後には、座る場所や器の持ちやすさも思い返してみます。心地よかった点が一つ分かれば、買い足す前に今ある道具の使い方を選び直せます。

よくある質問

Q. 5:5ピークは必ず立夏と同じ日ですか

多くの年で重なりますが、立夏が五月六日になる年もあります。端午の節句は日付が固定なので、そのときは一日ずれます。

Q. この日に財布を買い替えると金運が上がりますか

金運が上がると決まった日ではないのです。買い替えるより、いま持っているものの中身を軽くするほうが、この扉の趣旨しゅしには合っています。

Q. 菖蒲湯に入れないときはどうしたらいいですか

香りのあるもので代えられます。よもぎでも構いませんし、湯に長く浸かるだけでも十分です。作法さほうより、身体で季節を受け取ることが要点になります。

出典

  • 国立天文台 暦計算室こよみけいさんしつ「二十四節気および雑節ざっせつ」における立夏の定義ていぎ
  • 端午の節句の由来に関する各種年中行事の解説
  • ケルト系の暦におけるベルテインと四季の中間点に関する一般的な解説