霜の庭で少し開いた木の門と、梅のつぼみを照らす朝日
春の入口で、年初の予定を今の暮らしに合わせる。
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日付を並べてみて、立春りっしゅんと同じだと気づいたことはありますか。

エンジェルズゲートのピークとして挙げられる二月四日ごろは、日本の暦の立春とほぼ重なります。偶然のように見えますが、四つのゲートを全部並べてみると、そうではないことがはっきりします。四つの扉のピークは、季節を八等分とうぶんする古い目印とまったく同じ場所に立っています。

寒さはまだ底にありますが、暦の上ではここから春です。年のはじめをやり直す感覚と相性のいい日でもあります。

エンジェルズゲート 2:4ピークがわかる3つのこと

  1. 多くの年で立春と同じ日になります。 どちらも太陽の位置で決まるためです。
  2. 「2:4」は月日を並べただけの表記。 数字がそろっているわけではありません。
  3. 太陽が水瓶座みずがめざの中央を通る日です。 黄経こうけいでいえば三一五度の地点にあたります。

節分の翌日として過ごす

前日にあたる節分は、もともと季節の分かれ目すべてを指す言葉でした。豆をまいて古い区切りを閉じ、翌日から新しい流れに入る。この並びは、扉という言い方ともよく合います。

特別な儀式を用意しなくても、この日の要点は押さえられます。 朝の空気の冷たさを確かめる、日の入りが少しずつ遅くなっているのを見る。四つの扉のうち最初のひとつを、そうやって静かに通り抜けてください。

ピークの日に向く4つの見直し

  1. 元日に決めた目標を開いて、残すものとやめるものを分ける
  2. 学びたい分野を、費用や時間の条件を抜きにして書き出してみる
  3. 遠慮して声をかけずにいた人へ、短い連絡を送る
  4. 使っていない登録や契約を、ひとつ解約する

外はまだ真冬です。動き出す前の設計図を引く日、くらいに受け取っておくと無理がありません。

数字に力があるという話とは、分けておく

「2:4」という表記は、二月四日という日付をそのまま並べたものです。八月八日のように数字が重なるわけではなく、語呂ごろの良さで選ばれた日でもありません。数字自体に力があるという説明を見かけたら、それは数秘術寄りの読み方で、暦の計算とは別の話だと切り分けてください。

立春の日付も、年によって二月三日になることがあります。太陽の位置で決まる以上、こうしたずれは起こります。案内によって日付の取り方に違いがあります。

四つのピークを、暦の上に置き直す

ここから仕組みの話です。

水瓶座の扉、牡牛座おうしざの扉、獅子座ししざの扉、蠍座さそりざの扉。それぞれのピークとされる日を順に並べると、二月のはじめ、五月のはじめ、八月のはじめ、十一月のはじめになります。日本の暦で言えば立春・立夏りっか・立秋りっしゅう・立冬りっとう、いわゆる四立です。西洋の暦の用語では、二至二分のちょうど中間にあたるクロス・クォーター・デーと呼ばれます。

新しい名前がついているだけで、置かれている場所は昔からある目印そのものです。

太陽が十五度に来る、という共通点

もう少し踏み込むと、数字がぴたりと合います。二十四節気にじゅうしせっきは定気法で決められていて、立春は太陽黄経たいようこうけいが三一五度に達したとき、立夏は四五度、立秋は一三五度、立冬は二二五度です。

一方、黄道十二宮こうどうじゅうにきゅうでは水瓶座が三〇〇度から三三〇度、牡牛座が三〇度から六〇度、獅子座が一二〇度から一五〇度、蠍座が二一〇度から二四〇度を占めます。四立の黄経を当てはめると、どれもその星座のちょうど真ん中、十五度の位置になります。

この四つは、西洋占星術せいようせんせいじゅつで固定宮と呼ばれる星座です。ゲートに割りふられた天使・牡牛おうし・獅子しし・鷲は、その象徴しょうちょうにあたります。ゲートのピークとは、太陽が固定宮の中心を通る日のことで、それは四立と同じ日付になる。 呼び名の新しさとは裏腹に、骨組みは古い暦の作りをなぞっています。

中間点に、なぜ節目を置いたのか

春分や夏至ではなく、その中間に区切りを設ける発想はどこから来たのか。理由のひとつは、農耕のうこうの実感とのずれにあります。

太陽の高さがいちばん低くなる冬至は、暦の折り返し点ではあっても、寒さの底とは言えません。気温は一か月ほど遅れてついてきます。同じことが夏にも起きて、夏至より一か月後のほうが暑い。昼の長さで年を四つに割るだけでは、暮らしの実感と合わないのです。

ケルト系の暦がインボルク、ベルテイン、ルーナサ、サウィンという四つの祭りを二至二分の中間に置いてきたのも、東アジアの暦が四立を設けてきたのも、この事情を埋めるためだと説明されます。離れた土地で、同じ場所に目印が立った。四つのゲートは、その位置を後から借りていることになります。

暮らしの中で試すなら

元日の目標を見直すなら、年明けから実際に使えた時間を先に確かめます。毎日取ひどり組む予定が週末にしかできなかったなら、週末の一回を残す形へ書き直してみます。立春の見直しを「やり直し」にすると、すでに続いた部分も次の予定に持っていけます。

よくある質問

Q. ピークの日は立春と必ず同じ日になりますか

ずれる年があります。立春が二月三日になる年もあり、そのときは一日違いです。どちらも太陽の位置で決まるので、近い場所に来るという関係になります。

Q. 2:4という数字に意味はありますか

日付をそのまま並べた表記です。八月八日のような数字の重なりを期待すると、この日は肩透かたすかしになります。

Q. ピークの日に願いごとをすると叶いやすいですか

叶いやすくなるという決まりはありません。冬の底なので、願いを増やすより、年のはじめに決めたことを絞り直すほうが季節には合っています。

出典

  • 国立天文台 暦計算室こよみけいさんしつ「二十四節気および雑節ざっせつ」における太陽黄経の定義ていぎ
  • 西洋占星術における固定宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)の一般的な区分
  • クロス・クォーター・デーに関する各種暦書れきしょの解説