
四つの柱は、どれも同じやり方で立つと思っていませんか。
壬子(みずのえね)月は、そのからくりがいちばん見えやすい一か月です。区切りは大雪に入る日から小寒の前日まで。四柱推命では、生まれた年、月、日、時刻にそれぞれ干支を当てて四本の柱にします。並べると同じ形に見えますが、値の出どころは柱ごとに違います。
上に乗る壬は大きな水、子も五行では水。同じ気が並ぶ形で、深く溜まるとも、動きが見えにくいとも読まれてきました。
壬子月がわかる3つのこと
- 水が重なる一か月です。 冬の底で、表に出ないものが用意される時期として説明されます。
- 四つの柱のうち三つは導かれます。 月は年から、時刻は日から、決まった手順で出てきます。
- 日の柱だけは数え上げの結果です。 過去のある日から一日ずつ、六十で回しながら数え続けてきた値です。
表に出ない時間の使い方
冷えで消耗しやすい時期です。年内に片づけようとして予定を詰めると、体のほうが先に音を上げます。
深く溜まるという読み方は、動かないことを勧めているのではありません。 見えるところで動く量を減らして、そのぶん内側に置く。そういう配分として受け取ると使いやすくなります。
壬子月に向く4つのこと
- 一年の出来事を、順番に並べるだけの記録を作る
- 年内に片づける分と、来年に送る分を先に切り分ける
- 予定を詰めずに、何もしない時間を残しておく
- 静かな時間に読むものを決めて、手の届く場所に置く
一年の記録は、評価より日付を先に
手帳や写真を月ごとに見返し、出かけた場所、会った人、始めたことを順に並べます。よかったか悪かったかは、その場で決めなくて構いません。年内に済ませる用事は別の欄へ、来年に回す用事は次の手帳へ移す。思い出す作業と予定を決める作業を分けると、振り返りが用事の一覧に埋もれずに済みます。
導かれる柱と、数えられる柱
月の柱は年の柱から、時刻の柱は日の柱から出てきます。上の柱さえ決まれば自動的に定まるので、覚えるのは変換の決まりだけで足ります。
いっぽう、日の干支には親がありません。年や月のように計算で戻せないので、暦の表を引くことになります。四つの柱のうち日柱だけが数え上げの結果だという点は、この体系のつくりを見るうえで押さえておくと分かりやすいところです。
子から数え始める、もうひとつの決まり
時刻の干支を出す決まりは、五鼠遁(ごそとん)と呼ばれます。月の干を出す決まりが虎の名で呼ばれるのに対し、こちらは子から数え始めるのでねずみの名が付いています。
一日は子の刻から始まるとされ、日の干によって、その子の刻に乗る干が決まります。甲と己の日なら甲子から、乙と庚の日なら丙子から、丙と辛の日なら戊子から。ここでも十干は二つずつ組になって扱われます。
日をまたぐ位置についても、深夜0時とする立場と、子の刻の始まりとする立場があります。生まれた時刻が夜中に近い人ほど、この差が結果を分けます。
節気としての大雪は大雪のページにあります。
よくある質問
Q. 壬子月はどの年に来ますか
丁の年と壬の年の子月が壬子です。5年でひとまわりして、また同じ名前になります。
Q. 日の干支はいつから数え続けているのですか
はっきりした起点は分かっていませんが、殷の時代の甲骨文にも日を干支で記した例があり、以後ほとんど途切れずに続いてきたとされます。年号や暦法が何度も変わるあいだ、この並びだけが数え直されずに残りました。
Q. 計算で出る部分と解釈は同じ確かさですか
別のものです。決まりの部分は誰が出しても同じ値になりますが、そこから何を読むかは流派によって違います。二つを混ぜると、計算の確かさが解釈の確かさのように見えてしまいます。
出典
- 四柱推命における五鼠遁(日上起時法)および日柱の求め方に関する一般的な解説
- 干支紀日の連続性に関する暦学の一般的な解説