
きょう自分で決めたことを、三つ挙げられるでしょうか。
きょうから黄色い人の13日間に入ります。動物や自然物が並ぶ20の紋章のなかで、「人」という名を持つのはこの一つだけです。古代マヤのツォルキン暦では12番目の日の名がエブ(Eb)で、人や人の道を指す語と説明されます。
現代のマヤ暦はその位置に黄色い人を置き、自由意志、智慧、影響力という語を結びました。黄は熟させる側の色で、番号も12。手前で始めたことを、判断のかたちに落としていく区切りとして読まれます。
7月の初めに来る年もあれば、3月や11月に回ってくる年もあります。
黄色い人の13日間がわかる3つのこと
- 自由意志は「選んだ覚えがあるか」という問いに置き換わります。 朝から夜までの選択は、ほとんど無意識に流れていきます。三つでも気づければ、話が具体になります。
- 影響力は、受け取っている側から点検すると早く動きます。 日々の考えの材料は、目にしているものからできているからです。
- 智慧は、知識の多さとは別のものです。 経験から取り出した、使える形のこと。数行で書けるくらいの短さで足ります。
一日だけ、選んだ覚えを数える
全部を変える必要はありません。何を食べたか、どの画面を開いたか、誰に返信したか。一日のうち三つでいいので、「これは自分が選んだ」と言えるものを見つけます。
流れていた分と、選んだ分の割合がわかると、方向の話がやっと現実の大きさになります。数えるだけで止めて構いません。変えるところまでは、次の区切りに回せます。
受け取っている影響を、並べて見る
情報の入り口を組み替える4つの手順
- よく見ている情報の出どころを紙に書き出す。 画面の履歴を見ながらで構いません。
- 並べたなかから、要らないものを一つだけ外す。 全部を断つと反動が来ます。
- 代わりに、落ち着いて考えられる材料を一つ足す。 本でも、人の話でも同じです。
- 順番を入れ替える。 外すのが難しければ、最初に目へ入るものを変えるだけでも効きます。
その日の思考の入り口になるのは、朝いちばんに見たものです。
選んだ理由を、一言だけ添える
昼食、帰り道、夜に見るものを一つずつ思い出してみます。「温かいものが欲しくて汁物にした」「少し歩きたくて遠い道を選んだ」のように、理由を添えると自分の希望が見つけやすくなります。仕事で指定された時間など、自分で決められなかったことは別に置いておけます。
情報の入口を変えるなら、朝の数分に読む本を前夜のうちに机へ置く方法もあります。画面を開く前にその一ページを読んだ日は、いつもと何が違ったかを短く残しておきましょう。
学びを、人に渡せる形に短く書く
自分が通ってきた出来事から一つだけ選んで、誰かに渡せる形の学びを言葉にしてみます。数行で足ります。長く迷っているテーマに、いまの時点での答えを書き残す使い方も添えられます。完成した答えでなくてよく、次に見直すための下書きだと思えば手が動きます。
自由意志という近代の言葉が、暦に入っている理由
エブという日の名と、人という語義は古代からのものです。ところが自由意志という語は、近代以降の考え方から出てきた言葉で、古代マヤの暦にそのまま載っていたわけではありません。
日本で広まっている20の紋章は、20世紀後半のドリームスペルを土台にしています。近代の言葉が混じっているのは、この体系が新しい時代に編まれたことのわかりやすい印といえます。
もう一つ、自由意志を強く押し出す説明は、うまくいかない結果まで自分の選択のせいにする読み方へ転びやすくなります。選べる範囲と選べない範囲を分けたうえで使うほうが、この語は役に立ちます。
よくある質問
Q. 選んでいる実感がまったくありません
ほとんどの選択は自動で流れるようにできています。実感の有無ではなく、あとから「あれは選んだ」と言えるものを三つ見つける、という形で扱ってください。
Q. 影響力を持ちたいわけではないのですが
与える側の話に限りません。この紋章では、受け取っている影響を点検するほうが先に置かれます。持ちたくない人でも使える読み方です。
Q. 智慧と知識は、どう違うのですか
知識は覚えたもの、智慧は使った結果として残ったもの、という分け方が一般的です。人に渡せる形になっているかどうかが、見分けの目安になります。
出典
- 古代マヤのツォルキン暦における日の名(Eb)についての一般的な記述
- 13の月の暦(ドリームスペル)における紋章のキーワード解説