
迷ったときに最後へ戻ってくる一行を、持っているでしょうか。
きょうから黄色い太陽の13日間が始まります。並んだ20の紋章の、いちばん最後に置かれているのがこの紋章です。順番のうえで最後なので、「ここで一区切り」という空気で語られることが多くなります。実際、この区切りが終わると次の52日のまとまりへ移ります。
あてられた言葉は、悟り、生命、普遍。どれも一日で扱いきれる大きさではありません。大きな語ほど、小さく割ってから使うほうが手が届きます。
大寒の手前に来る年もあれば、秋の入りや夏至の直後に回ってくる年もあります。
黄色い太陽の13日間がわかる3つのこと
- 普遍は、20字ほどの一行に置き換えられます。 「迷ったときに最後へ戻ってくる言葉」と言い直せば、悟りという語を持ち出さずに済みます。
- 分け隔てなく、は一人か二人から始めます。 誰にでも同じ態度でいるのは実際にはとても難しく、無理をすれば疲れだけが残ります。
- 入口は、光と食事という日常の側にあります。 生命という語が入っている以上、日を浴びることと食べることが手がかりになるのは自然な流れです。
大きすぎる語を、一行に割る
普遍とは、誰にでも当てはまることをいいます。自分の内側でそれに当たるものは何か、と考えると手が止まります。そこで、判断が割れたときに読み返す一行、という形へ置き換えてしまいます。
短く書いて、手帳の最初か目に入る場所へ置く。仕事や人づきあいで迷った日に読み返し、合わなければ書き直す。この往復だけで、この紋章の使い道としては足ります。
迷った場面を一つ選んで、一行を試す
手帳に書く一行は、「引き受ける前に、使える時間を確かめる」のように、自分の行動へ戻れる言葉から考えられます。頼まれ事が重なった日、その一行を読んで予定を見直す。実際に使ってみると、言葉が広すぎるのか、今の暮らしに合っているのかがわかります。
13日の終わりには、一行を守れた日だけを数える必要はありません。役に立った場面を一つ残し、使いにくかった部分を書き直せば、次の区切りへ持っていく言葉になります。
一人か二人に、言葉で一度だけ伝える
光は相手を選ばずに届く。この比喩から、人を評価抜きで受け取る練習に結びつけられてきた期間です。ただ、範囲を広げるほど無理が出ます。家族でも友人でも、「いてくれてよかった」に近いことを一度だけ言葉にする。それ以上に広げなくても、13日らしい使い方になります。
黄色い太陽の13日間に向く、光と食事の4つの入口
- 朝か日中に15分ほど光の下へ出る。 窓辺で過ごすだけでも構いません。
- 一日一食だけ、食材の出どころを思ってから箸をつける。 献立は変えなくて大丈夫です。
- 温かいものを、温かいうちに食べる。 生命という語に近いのは、こちら側の実感です。
- 13日の最後に、この期間で終わったことを一行書き出す。 次の区切りへの引き継ぎになります。
「太陽の紋章」という呼び名が混ざりやすい
20の紋章の全体を「太陽の紋章」と呼ぶ言い方があります。名前が重なるので混ざりやすいのですが、ここで扱っているのは20番目の一つとしての太陽です。
悟りという語が加わった時期
20番目という並びの位置は、古代マヤのツォルキン暦から受け継がれたものです。一方、悟りや普遍といったキーワードは、20世紀後半に編まれたドリームスペルで与えられました。
読み方には幅があり、悟りを強く前に出す説明もあれば、生命の側を主に語る説明もあります。どちらを採るかは読む側で選んで構いません。
よくある質問
Q. 悟りという言葉が重すぎて、自分には縁がないと感じます
この期間に悟る必要はありません。判断に迷ったときの拠りどころを一行だけ書いてみる、という形に置き換えれば足ります。
Q. 一行を書いても、しっくりきません
しっくりこないまま置いておいて構いません。実際に迷った場面で読み返すと、直したい箇所が出てきます。書き直せる前提のほうが、続けやすくなります。
Q. この13日間が終わると、何に移りますか
最初の52日のまとまりが締まり、次のまとまりへ入ります。20番目の紋章と52日の区切りが同時に終わるので、締めくくりの空気が重なる位置です。
出典
- 13の月の暦(ドリームスペル)における太陽の紋章の配列についての一般的な解説
- 各種マヤ暦解説書における紋章ごとのキーワードの記述