温かい根菜のスープ、栗と洋梨、使い込んだ陶器が並ぶ秋の食卓
残したい心地よさは、いつもの一皿から見つけられる。
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2026年の牡牛座の満月は、10月26日 13時12分

2026年10月26日 13時12分(日本時間)です。国立天文台・2026年暦要項「朔弦望」で日時を確認しました。星座名は西洋占星術せいようせんせいじゅつで使う区分です。天文学でいう星座の位置とは区別して読んでください。

2026年10月のカレンダーでは、前後の暦も一緒に確認できます。日時に合わせて起きている必要はありません。自分が落ち着ける時間を選びましょう。

まず試す、小さなワーク

今月、心地よかったものを三つ書く。そのうち一つを、来月も楽しむための時間として予定に入れます。

物を減らしたのに、なぜか気持ちが軽くならない。そんなことはありませんか。

牡牛座おうしざの満月は、栗が出回り、根菜が甘くなるころに巡ってきます。この星座が受け持つのは、お金、持ち物、食べもの、身体、そして「これがあれば安心できる」という手ごたえ。むずかしい話より、財布や冷蔵庫の中身から始めたほうが進む夜です。

牡牛座の満月がわかる3つのこと

  1. 十一月ごろの満月です。 太陽は蠍座さそりざを進んでおり、その向かい側で月が満ちます。
  2. 照らされるのは持ちものと共有物。 蠍座は誰かと分け合うものを受け持つので、この満月は自分の持ちものと共有しているものを両側から照らします。
  3. 守護星しゅごせい(星座に組み合わされた惑星のこと)は金星。 五感を通した心地よさと結びつけて語られる星です。

家計を誰と分けているか、貸したまま忘れている本があるか、保険のように普段は見ない約束があるか。そういう話が唐突に頭へ浮かぶ年があれば、この軸の働きだと考えられます。

減らす前に、残るものを見る

晩秋ばんしゅうの満月というと片づけの話になりがちです。ただ、牡牛座のテーマは量ではありません。

数を減らすことが目的になると、手放したあとに残るのは達成感だけで、心地よさは増えません。順番を逆にしてみてください。 まず、いま自分の暮らしで心地よいものを三つ挙げる。使い込んだ椅子、朝のコーヒー、寝具しんぐの手ざわり。挙がったものを守るために場所や時間が足りていないなら、そこを空けるために何を減らすかを考える。この順で見ると、減らす対象が自然に決まります。

この夜にできる4つのこと

  1. いま心地よいと感じるものを、三つだけ書き出す
  2. そのうちのひとつを、明日ちゃんと味わう時間として予定に入れる
  3. 場所を取っているだけの持ち物を、ひとつ選んで玄関に置く
  4. 値段への不安が浮かぶものについて、金額と不安を別々に書き分ける

四つめは地味ですが効きます。不安は金額に比例していないことが多く、書き分けると「高いから不安」ではなく「決められないから不安」だったと分かる場合があります。

受け取ることが苦手なままだと、減りません

この満月で見直したい癖のひとつが、受け取り下手です。

褒め言葉に「いえ全然」と返す、休みを取ると落ち着かない、報酬の話を切り出せずに安く請ける。こうした癖があるうちは、物を減らしても不足感が残ります。手元が空いても、埋めたい気持ちのほうが残るからです。占星術せんせいじゅつで牡牛座に自己価値のテーマを重ねて読むのは、この星座の実感に近いからかもしれません。

今夜できる練習として、褒め言葉をひとつ、そのまま受け取ってみる方法があります。返さない、値引きしない、照れて話題を変えない。ただ「ありがとう」で止める。地味ですが、これができるようになると、必要以上に抱え込む動機が減っていきます。

休息も同じ扱いです。休むこと自体より、休んでいる間に湧く罪悪感の処理のほうが難しいはずです。予定表に「何もしない一時間」と書いて、その時間に何もしなかったら合格、という基準を先に決めておくと、罪悪感の居場所いばしょが減ります。

勢いのある片づけには向かない夜

満月の夜は気持ちが大きくなるので、まとめて捨てたくなります。牡牛座の満月については、そこを少し慎重に見ておきたいところです。

この星座は、時間をかけて馴染ませることで安心を作るとされています。一晩で環境を入れ替えると、翌週に落ち着かなくなることがあります。迷うものは袋に入れて次の満月まで置いておく、という保留ほりゅうの使い方が向いています。それでも中身を思い出さなければ、そのときに手放せばよいだけです。

買いものも同じで、この夜に「これで安心が買える」と思えたものは、一晩置いてから見るほうが確かです。翌朝も欲しければ、それは衝動ではなかったということになります。

身体を数字だけで管理しようとするのも、この満月とは相性がよくありません。体重や歩数を整えること自体は役に立ちますが、牡牛座が受け持つのは数字ではなく感覚のほうです。よく眠れたか、肩が軽いか、食べたあとに気分がよかったか。測れないものを判断材料に戻すと、無理のかかっていた場所が見つかりやすくなります。

栗名月、豆名月という呼び名

日本には、旧暦きゅうれき九月十三日の月を愛でる十三夜じゅうさんやという習ならわしがあります。中秋ちゅうしゅうの名月めいげつの約一か月後にあたる夜で、後の月とも呼ばれます。

十三夜には栗名月くりめいげつ、豆名月まめめいげつという別名べつめいも付いています。その時期に収穫される栗や豆を供えたことに由来する呼び名です。満月そのものではなく、満ちる少し前の十三日目の月をわざわざ選んで眺めるところが、この習わしの面白いところ。十五夜のような完璧さではなく、あと少しで満ちる状態を良しとする感覚が残っています。中秋の名月と十三夜のどちらか片方しか見ないことを片見月と呼び、両方見るのを好んだ地方もありました。

英語圏では、この時期の満月を Hunter's Moon と呼び、刈り取りの終わった野で獣を追いやすかったからだとされます。片方は栗と豆、片方は狩り。どちらも、その土地で秋に手に入るものの名前が月に付いた、という同じ構造です。

味と手ざわりで一日を締める

過ごし方に手の込んだ用意はいりません。ちゃんとしたものを一品食べる、というだけでこの満月らしくなります。

温かい汁物しるものでも、季節の果物でもかまいません。片手で作業しながら食べるのをやめて、味だけに集中する五分を取る。牡牛座は五感の星座と言われるので、頭で振り返るより、身体の側から満ちた感覚を確かめるほうが早いはずです。足裏あしうらを床に着けて座る、湯に長めに浸かる、寝具を整える。頭の側で答えが出ない夜でも、身体の側から先に落ち着くことはあります。

半年後には、太陽と月が入れ替わった満月(蠍座)が来ます。持つ側から見た安心と、分け合う側から見た安心。この二つを行き来しながら見ていくと、豊かさという言葉が少しずつ具体的になっていきます。

暮らしの中で試すなら

食器棚を見直すなら、いちばん使う器を一つ手に取ってみましょう。持ちやすさ、口当たり、温かい料理を盛ったときの色など、残したい理由を探します。その器を毎日取ひどり出しやすい場所へ移すだけでも、暮らしは少し変わります。ほかの器を減らすかどうかは、使いやすさを確かめてから決めても遅くありません。

よくある質問

Q. 十三夜と牡牛座の満月は同じ夜ですか

別の夜です。十三夜は旧暦九月十三日で満月の少し前、牡牛座の満月は月が完全に満ちる日を指し、年によって数日から半月ほど離れます。

Q. 断捨離をするのに向いた日ですか

思い切って捨てるより、残したいものを先に決める使い方が向きます。迷ったものは袋に入れて保留にしておくと失敗が減ります。

Q. お金の不安が強いときはどうしますか

金額と気持ちを別の行に分けて書いてみてください。数字が問題なのか、決められないことが問題なのかが分かれて見えてきます。

Q. 牡牛座生まれでないと関係が薄いですか

薄くはなりません。持ちものと値打ねうちを見直す夜という性格は、どの星座の生まれにも同じように働きます。

出典

  • 国立天文台 暦計算室こよみけいさんしつによる月の位相いそう計算および十三夜の解説
  • 十三夜を後の月・栗名月・豆名月と呼ぶ日本の月見習俗しゅうぞくに関する民俗みんぞく資料
  • 北米の農事暦のうじれきに見られる Hunter's Moon の名の由来についての記述
  • 金星を守護星とし所有と五感を受け持つ星座として牡牛座を読む占星術の慣例かんれい