服の上から自分の体にそっと手を置く様子
手の温度と、今の自分が落ち着ける姿勢を確かめる。
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MEANING

この言葉の意味

レイキは、手をそっと置いたり体の少し上にかざしたりして、心と体をゆるめていく日本生まれの手当てあての方法です。1922年に臼井甕男うすいみかおが始め、ハワイを経て世界に広がりました。

手の温かさと呼吸を手がかりに、休む時間へ戻る日本生まれの手当て。

レイキとは?

レイキは、実践者(ヒーラー)が服の上から手をそっと置いたり、体から少し離して手をかざしたりして、相手の心身をゆるめていく手当てあての方法です。レイキの世界では、手を通して「靈氣れいき」と呼ばれる宇宙の生命エネルギーが流れ、受け手がもともと持っている回復する力を引き出すと説明されます。マッサージのようにもんだり押したりはせず、受け手は服を着たまま横になるか椅子に座って、静かに時間を過ごします。

言葉の背景と広がり

1922年、臼井甕男うすいみかおが京都・鞍馬山での断食修行しゅぎょうのあとに体得したとされ、同じ年に臼井霊気れいき療法学会を設立して広めました。臼井のもとで学んだ林忠次郎から、ハワイの日系人・高田ハワヨへ伝わり、そこから世界に広がったものが今の「レイキ」です。日本からハワイ、米国本土へと伝わる過程で、西洋式レイキをはじめいくつもの系統が生まれました。「レイキ」という名前が共通していても、講座、儀式、手の位置、言葉の選び方は団体によって少しずつ違います。

もう一歩深く知るために

「五戒」という心がけ

臼井霊気れいき療法には「今日だけは 怒るな 心配すな 感謝して 業をはげめ 人に親切に」という五つの心がけ(五戒)が伝えられています。手を当てる技術だけでなく、日々の心の持ち方を整えることがレイキの土台とされていて、朝と晩にこの言葉を唱える実践者も多くいます。

伝授(アチューンメント)と段階

レイキは本を読むだけで身につけるものではなく、先生から「伝授(アチューンメント)」と呼ばれる手順を受けて、エネルギーの通り道を開くところから始まるとされます。臼井の時代には「霊授」と呼ばれていました。段階は一般に、自分や身近な人に手を当てられるようになる初伝(ファースト)、シンボルと遠隔の方法を学ぶ奥伝(セカンド)、人に伝授できる神秘伝(ティーチャー)の三つに分かれます。名称や受講時間、認定の条件は団体ごとに違うので、内容と費用、質問への答え方を見て、自分に合う先生を選ぶと安心です。

セッションの流れ

サロンや講座で受けるときは、まず今日の体調や気になっていることを話し、触れてよい場所や苦手な香りを伝えます。横になってからは、頭、肩、胸、お腹、背中、脚などに数分ずつ手が置かれ、全体で30分から1時間ほど。途中で眠ってしまう人も多く、それも自然なことです。終わったあとは水を一杯飲み、その日はゆっくり過ごすようにすすめられます。

感じ方は人それぞれ

手を当てられた場所がじんわり温かくなる、眠くなる、涙が出る、体が軽くなる、という声が多い一方で、特に何も感じなかったという人もいます。感じ方の強さとレイキの良し悪しは関係ありません。静かに横になっていた時間そのものが休息になっている、と考えて大丈夫です。受けたあとに一時的にだるさや眠気が出ることを「好転反応」と呼ぶことがあります。数日で落ち着くのが普通ですが、つらさが続くときは次回を急がず、体の声を優先します。

レイキを理解する3つの視点

手の位置

頭、肩、胸、お腹、背中などに数分ずつ手を置き、触れるかどうかは事前に確認し、受け手が落ち着ける距離で行います。

静かな環境

弱い照明や穏やかな音楽を使うこともありますが、特別な道具は要りません。受け手が安心できることがいちばんの条件です。

セルフレイキ

自分の胸やお腹に手を当て、呼吸と体の感覚を感じる実践です。伝授でんじゅを受けた人は毎日の習慣として続けることが多く、寝る前の数分でも行えます。

暮らしの中で確かめる3つの方法

1. 服の上から手を当てる

朝や寝る前に、胸やお腹の上に自分の手を軽く置き、何かを感じようと力を入れず、手の温度と呼吸の速さを確かめます。

2. 触れてよい場所を先に決める

人に行うときは、肩、背中、頭など、触れられてもよい場所とそうでない場所を言葉で確認します。気持ちは途中で変えてもかまいません。

3. 「今日だけは」を一つ選ぶ

五戒のうち、今日は「心配すな」だけ、のように一つを選んで意識してみます。手当てあての時間と心の持ち方がつながります。

似た言葉との違い

マッサージは筋肉や皮膚に圧をかける手技ですが、レイキは基本的に押したりもんだりしません。気功や手かざしも手を使う実践ですが、レイキは伝授でんじゅの系統と決まった手の位置を持つ点に特徴があります。ヒーリングという大きな言葉の中では、レイキは日本生まれの歴史と手順を持つ一つの方法です。

受ける前に、希望を具体的な言葉にする

たとえば、「静かに休みたい」「肩への接触はよいけれど、頭には触れてほしくない」と分けて伝えると、過ごしたい時間と触れ方の希望が具体的になります。香りや音が気になる場合も、始まる前に相談できます。

終わったあとは、温かさの強さだけでなく、姿勢は楽だったか、希望を伝えられたかを振り返れます。次回があるなら、その記録をもとに過ごし方を調整する例です。

よくある質問

レイキは服を着たまま受けられますか?

はい、服を着たまま受けます。ゆったりした服装で、時計やアクセサリーは外しておくと楽です。手を置かれるのが苦手な場所は、始まる前に伝えておけば、手をかざす形に変えてもらえます。

遠隔レイキとは何ですか?

離れた場所にいる相手に、時間と空間を超えてエネルギーを送るとされる方法で、奥伝(セカンド)以上で学びます。受ける側は約束の時間に横になって静かに過ごすだけで、対面と同じように温かさや眠気を感じたという声があります。対面のほうが安心という人も多いので、初めてなら対面から試すのがおすすめです。

どのくらいの頻度で受けるとよいですか?

決まりはありませんが、最初は2〜4週間に一度くらいで様子を見て、自分に合えば月に一度の習慣にする人が多いです。伝授でんじゅを受けてセルフレイキができるようになると、毎日数分の手当てあてを自分でできます。

体調が悪いときに受けてもいいですか?

疲れやストレスがたまっているときこそ、ゆっくり休む時間として向いています。熱がある、痛みが強い、症状が続いているときは、先にお医者さんに診てもらい、そのうえで心身を休める時間としてレイキを併用するのが安心です。

手の温度を、休む合図に

レイキの時間に大きな変化を求めなくても、手の温度に気づき、呼吸がいつもより少し長くなるだけで、休む入り口になります。手当てあては、自分の体と丁寧に再会する短い時間。そんな気持ちで、暮らしの中に取り入れてみるのがおすすめです。

安心して続けるために

レイキは、100年近く大切に受け継がれてきた手当てあての方法です。手の温かさを感じながら、心と体を休める時間をつくってみてください。

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