
八の日は金運がよいと聞いて、財布を新しくしたくなったことはないでしょうか。
八が縁起のよい数として扱われてきたのは事実です。理由のひとつは字の形にあります。漢数字の八は下へ向かって広がるので、末広がりと呼ばれてきました。もうひとつは意味の幅です。八百万、八重、八十八のように、八は「たくさん」を示す言い方に使われます。数量を正確に伝えるためではなく、多いことを表すための八です。
八月八日には、その八が二つ並びます。そろばんの日がこの日付なのは、珠を弾く「パチパチ」という音を八八に当てたものです。 全国珠算教育連盟が一九六八年に定めました。音や形から日付を決める発想が、ここにも出ています。
エンジェルナンバー88の日がわかる3つのこと
- 日付は八月八日、そろばんの日でもあります。 珠の音から生まれた記念日で、いまも各地で珠算の大会や体験が開かれます。
- 末広がりは、漢字の姿から生まれた見立てです。 アラビア数字の8から生まれた言い方ではないのです。
- 88に語られる意味は、別の系統から来ています。 豊かさ、循環、成果といった言葉は、西洋の数秘の流れをくむ説明です。
八月八日は、動かすより並べて見る日
金運の日として紹介される八月八日を、手元のお金を数えるきっかけにしてみましょう。そろばんの日という名前も、そちらを後押ししています。
そろばんの日に確かめる4つの数字
- 直近一か月の入りと出を、大まかに並べて書く。 一円単位は要りません。桁が見えれば十分です。
- 受け取り損ねているものをひとつ書く。 請求、返金、頼めていない依頼。忘れているぶんは戻ってきません。
- 払う側の確認をひとつする。 使っていない定額の支払いは、この機会に解約日を決めます。
- 受け取ったものを誰かに返す動きをひとつ入れる。 感想を送る、紹介する、借りたものを返す。金額とは別のところで回り始めます。
字の形から来た縁起と、並びから来た意味
八の末広がりは、漢字の姿から生まれた見立てです。いっぽう88をゾロ目として読むときの意味は、アラビア数字の並びを前提にしています。豊かさや循環という言葉で語られる8の性質は、エンジェルナンバーや西洋の数秘の系統から来たものです。
同じ八月八日を見ていても、字を見ているのか、並びを見ているのかで、話の出どころが違います。 混ぜて語られることが多いので、区別しておくと自分の使い方を決めやすくなります。
「増える日」という言い方に乗りすぎない
末広がりという言葉を暮らしへつなげるなら、これからお金や時間をかけたいものを一つ選んでみましょう。広げたい先が決まると、買い足すものも考えやすくなります。
八月の上旬は、夏の出費がかさむ時期でもあります。増やす話より、どこへ流れているかを見るほうが、この日付には合っています。
暮らしの中で試すなら
財布の中身を出すなら、レシートを「確認が済んだもの」と「あとで確かめるもの」に分けます。後者には、何を確かめたいのかを一言添えます。量が多い日は直近の一週間分だけにすると、その日のうちに見終える範囲を決められます。
よくある質問
Q. そろばんの日はいつ制定されたのですか
一九六八年です。全国珠算教育連盟が、珠を弾く音の「パチパチ」を八月八日に当てて定めました。
Q. 八月八日に財布を新しくすると金運が上がりますか
日付そのものが収入を左右することはないでしょう。ただ、財布を替えるときに中身を並べ直す人は多いので、そこで無駄が見つかることはあります。
Q. 漢数字の八とアラビア数字の8では意味が違いますか
由来が違います。末広がりは漢字の形から、8に読まれる豊かさや循環は西洋の数秘の系統から来ています。どちらを話しているのかを分けておくと混乱しません。
出典
- 漢数字「八」の字義と末広がりの見立てについての一般的な解説
- 全国珠算教育連盟によるそろばんの日の制定
- 西洋数秘術における8の象徴についての解説